お墓の問題
お墓の問題は、ある程度の方には降り掛かってくる問題
お墓を持っていれば問題ないのでしょうが
都会に住めばお墓はそれなりの大きな問題
墓地を買ったりお墓を立てたりすれば
びっくりするような費用が掛かりますから
どうしても後回しになるようなお墓ではありますが
「いつ必要となるのか?」も実際には分からないお墓
自分のこととして考えてみる
ご存じの方も多いと思いますが
最近は墓地ではなくビル型の納骨堂が出来ております
知る限り、一見すると只のビルと変わりは無いような建物
「考えたなぁ」と思う代物ではあります
法律的なことなど詳しくは分かりませんが
「自分の家の隣に納骨堂が出来たら」
と、考えたことがありますか?
納骨堂を建てるには自治体の事前許可が必要ですから
乱立するようなことにはならないでしょうが
自治体が許可をすれば建てられるのですから
隣で工事が始まって初めて「納骨堂が出来る」ことを知るのかも?
わざわざ借りる?買う?
こんな話が今裁判となっているようです
都会で需要増も 納骨堂は「迷惑施設」なのか 【出処 産経新聞】
訴える側の気持ちも分かる
ある日突然、隣に納骨堂が建てられたら……
気分的に晴れやかな気分にはなれない
持ち家ならば、資産価値が下がることが懸念されますし
賃貸物件に住んでいるのならば
引っ越すことも考えたくなる
「気にしない人だっているだろ?」
と思われる方もいらっしゃるかと思いますが
確かに気にしない方もいらっしゃると思いますが
賃貸物件ならば、同じ価格で同じ年数の建物を借りる場合
公園の横と納骨堂の横、どちらを借りますか?
民家の横と納骨堂の横、どちらを借りますか?
「納骨堂の横だから賃料が近隣と比較して安くなっているから借りる」
と、言う方はいらっしゃるかと思いますが
同じ賃料でわざわざ借りますかね?
買うにしても同じこと
わざわざ納骨堂の隣を買いますか?って話
迷惑施設?
裁判は「迷惑施設なのか?」ということを争うようですが
気持ちはよく分かる
ですが、迷惑施設ではないという思いもあるし
人は必ず必要となるモノでしょうから
出来ても仕方ないと思う気持ちも
ただ、「自分の家の隣に出来たら」
ということを考えれば
「自分の家の隣は嫌だけど、違うところでは必要」
と、非常にわがままな言い分になってしまうような代物
ご先祖様を大切にしていないとかではなく
単純に気分が良くないって方が多いのではないかと
気分が良くないところは
資産価値が下がるでしょうから
死活問題となる可能性だって秘めている話
裁判官も大変です
こんなデリケートな部分を裁かなければならいのですから
嫌だと思います
機会的に法に照らし合わせて裁くのでしょうが
人の気持ちなど機会的に裁ききれないでしょうから
補償の問題も大きな話になってくるのでしょう
誰かが我慢をしないと成り立たない話
そして、これまでの固定概念が根底から覆されてしまうような話
今後もこの話ばかりではなく
いろいろな局面でこういった「誰かが我慢をしないとならない話」が
増えてくるのでしょう
他人事ではなくいつ降りかかる話なのかは分かりません
明日は我が身として考えてみたい話題ではあります
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