「変動金利」と「固定金利」危険度が高いのはどっち?

FP

日銀は金融緩和政策を一部修正

日銀が異次元緩和の修正を行い
サプライズを撒き散らし市場は混乱
アレだけ「悪い円安」と騒いでいたにも関わらず
突然の急激な円高に右往左往

人間なんて勝手なもので
自分に予期せぬことが降り注げば
ギャーギャー騒ぐモノです

ギャーギャー騒ぐことが悪いことではなく
基本的に何をしようと自分の自由
他人に迷惑をかけずに法律に触れなければ
何をするのも日本では自由だということです

直接的には関係がない!?

そもそも日銀が何を行っても
庶民に直接の影響は少なく
巡り巡って影響が出てくると言うことでしょう

今回の日銀の異次元緩和の修正も
直接的には関係ありませんが
ビビるのは「住宅ローン」を利用されている方々となるのでしょう

影響があるのは固定金利

住宅ローンの永遠の課題である
「変動金利」と「固定金利」はどっちがお得?
今回の修正で若干影響があるのは固定金利だと言うことでしょう

どっちがお得なのかは
完済したときに決まる話で
事前には分からないことなんです

話がそれてしまうとよろしくないので
どっちがお得論はこの辺にしておいて
変動金利は大丈夫なの?って話を少し

今後の固定金利は上昇傾向?

既に固定金利で借り入れをされている方は
何の変化もありません
そのまま返済をしていればいいだけの話

今後、固定金利で住宅ローンを借りるときには
金利が上昇するという話

そもそも10年国債の金利に連動すると言われているのが固定金利
その10年国債の金利が0.25%であっても
上昇する可能性が出てきたという今回の修正ですので
影響があるのは固定金利ということになります

短期金利は大丈夫?

それでは短期金利は大丈夫なのか?
と問われてしまうと
「今後の政策次第」というお答えになります

短期プライムレートに連動しているのが変動金利となっていますので
短期プライムレートが上昇をすれば
変動金利も上昇傾向となってくることが考えられます

「5年ルール」と「125%ルール」

変動金利は「5年ルール」と「125%ルール」に守られている
そんな話を聞きますが
守られていると言えば守られていますが
別に借金を返さなくてもいいということではなく
「5年ルール」は、返済額が5年間変わらないというだけで
金利が上昇をすれば、元本の返済割合が減ってしまうことになります

「125%ルール」は、6年目以降の返済額が125%までにしか増えないというルール
ですから、極端に返済額が増えるわけではないから
安心して下さいっていうのが謳い文句となるのでしょう

しかし急激な利上げとなれば
元本の返済割合が減ってしまうことに
金利だけの払いとなって
永遠に住宅ローンを支払い続けることに

何事にも存在するメリットとデメリット

金利が低いからと言っても
変動金利には変動金利の恐ろしさがあります

ようは変動金利は目先の支払いに対して有利なルールを設けていますが
それらのルールが適用された場合
支払い総額が増えてしまう可能性が高くなるということ

これらのことを踏まえて
住宅ローンを組むといいと思います

住宅ローンの返済期間が30年とすると
30年後のことを想像することは出来ても
その想像の枠からはみ出ないかどうかは
誰にもわからないことです

そして、金利動向を当てることなど
プロだってなかなか難しいことでしょうから
素人が当てに行ったところで
神頼みだということでしょう

ルールが分かっていれば対応ができます
しっかりとルールを頭に叩き入れて
住宅ローンを組んでいきましょう

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