消費税減税を行わない日本は、茹でガエル状態に?

家計相談

世界のインフレと日本のインフレ

エネルギー価格が上昇したり、
サプライチェーン問題から物流価格等が上昇したり
じゃぶじゃぶに市場に流し込んだ資金のために価格が上昇したりと
コロナを起点とし、ロシアのウクライナ侵攻がインフレに追い打ちをかけ
世界中がインフレに苦しんでいる状況のようです

しかし、欧米諸国と日本とではインフレ事情がハッキリと違っています
欧米諸国では国レベルでも家計レベルでもインフレ状態で苦しんでいますが
日本の場合には国レベルではインフレではなく家計レベルでインフレ状態

ここに庶民レベルの視点からすると
意味不明な政策を取っているように映る政権が露出されているような感じに

インフレ抑制のために欧米諸国では
政策金利を上昇させてインフレの沈静化に励んでおり
同時に家計レベルのインフレに対しての政策を取っているのですが
日本は国レベルでインフレ状態ではないので
金融政策を取れず、家計レベルのインフレに対して
若干の支援を繰り返すのみの状況

何故、消費税を下げないの?

ちまちまとした支援策でなんとか乗り切ってきた日本政府ですが
「消費税減税を何故しない?」
と、いう話が必ず出てきます

いろいろな事情があると思うのですが
一度税金で集めたモノを配るのは
いやいやでも実行するだけの準備はあるのでしょうが
減税のみを実行することはないことは
今回のガソリン税のトリガー条項撤廃の話からも
減税は絶対にやらないことは歴史が物語っていると思われます

想像の域を出ませんが
最終的に減税をしないのは
再び上げるときに苦労するから
と、言うことになるかと思っています

1年間の時限措置としても
1年後に景気が上向きでなければ
もう1年延長論が必ずや出てくることでしょう
1回下がったものが時限付きであろうとなかろうと
再び上昇するとなれば
抵抗されるのがオチ
ならば、集めたモノを配ったほうが
感謝はされるし、再増税的なイメージにならなくても済むし
政権にしても増税時期になれば支持率低下となるでしょうから
減税をしないでお茶を濁していることのほうが助かる部分が多いため
減税などは絶対にヤラないことなんでしょう

茹でカエルへまっしぐら?

欧米諸国では極端なインフレとなるだけの資金を市場にバラ撒きました
そこにロシアのウクライナ侵攻が重なり
極度なインフレ状態となっていますが
日本では欧米諸国に比べると少ない資金しか市場にバラ撒きませんでした

欧米市場はバブル状態のようなインフレ状態を作り上げて
コロナと戦ったわけですが
日本は「我慢」という日本人の美徳に頼ってコロナと戦いました

どちらが良いのか?ということではなく
日本だけが違う政策を取っていれば取り残されるだけで
世界の流れからは逸脱してしまうことでしょう
足並みが揃わない政策でとにかく「我慢」で乗り切るのみ

急ハンドルに急ブレーキを連発する欧米諸国に対し
低空飛行で浮上をさせない日本経済
欧米諸国が好景気のときには若干の恩恵を授かることは可能でしょうが
景気後退で日本だけダメージを軽くすることは難しく
やはり我慢だけで乗り切るのみ

ゆでガエルではありませんが
我慢だけ耐え忍んでいると
良い結果を生むことは非常に難しくなると思われます

ダメージだけは同じだけ受けて
そのダメージを回復させるエネルギーは
『我慢」という精神力勝負なのですから

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