正解のない世界
「年金なんて払ったところで受給できないのだから
支払うだけ損」
だとか、
「住宅ローンは固定金利が有利?変動金利が有利?」
だとか、
いつの時代においても言い争いのもとになる材料のようです
これはそれぞれの立ち位置において意見が分かれる可能性が高く
正解は無いものだと思います
正解はないと言ってしまっては身も蓋もない話になってしまいますので
正解は無いと思いますが
少しでも有利になれるようなお話をさせて頂きたいと
究極の選択
「どちらが有利なのか?二者択一」
と言われたならば、「年金は支払ったほうが有利」と答えますし
「変動金利が有利」だと答えます
「究極の選択」と言うには大袈裟ですが
現時点で考えるとの選択です
まず、年金ですが、若いうちは絶対に支払うことに消極的になると思われます
強制的に給料から天引きされているから
仕方なしに支払っている状態でしょう
ですが、年金受給年齢に近づくと
「いくら貰えるんだろう」
だとか
「もっとくれないの?」
とか、目線が受給者側になりますから
「支払っておいて良かった」
という意見が増えてくるのでしょう
もちろん「少ない!元が取れない!!」
だとか
「生活保護のほうが全然良いじゃん!」
って話も出てくるでしょうから
年金受給者の方々全員がありがたがっている訳ではなく
受給者の中でも不平不満はあると思います
ならば「そんなに文句ばかりなら受給しなければいいじゃん」
などと言えば喧嘩になる(笑)
あっても困らないのがお金でしょうから
今、受給しているのは現役世代の方々が収めてくれている年金
それを頂戴しているのですから
現役世代の方々に感謝しながら受給すれば良いんだと思います
そういう制度なんですから
「どれだけ払っていても
受給できないかもしれない」
だとか
「年金制度は破綻するんじゃない?」
だとか、確かにこんな不安はありますが
言えることは現時点での話しかできないという事です
楽観的な方は
「なんとかなるでしょ?」
となるでしょうが
悲観的な方は
「絶対に破綻する!」
となるのでしょう
個人的な見解として、どちらも正解であるということです
未来のことなど誰にも分からないのですから
必要以上に悲観的になるのもどうかと思いますし
何の警戒感もなく楽観的に過ごすのもどうかと(笑)
そして、現時点では年金制度は立派に存在していますし
破綻などしていませんので
やっぱり年金は支払っておいたほうが有利だと思われます
損得勘定
「支払った分だけでも貰えるの?」
と、最終的には損得勘定になります
人間ですから、公の場では口にしなくても
思考の中には損得勘定がつきまとっているのかも知れません
「そんなに心配なら計算してみれば?」
と、個人的には思うのですが
「面倒なことは嫌!」
となるのが人の性(笑)
大雑把にですが
年金を受給し10年以上を経過してくると
支払った分以上の金額になってくる現時点での計算です
インフレ率ですとか何だとかの
面倒な話は抜きにして
「仮に100万円の支払いで100万円受給するには
どのくらいの年月が掛かるの?」
的な単純計算ではありますが
13年も受給すると完全に入勘定となる計算
ですから、「年金受給から何年生きるのか?」が勝負(笑)
長ければ長いほど入勘定が増えてきますし
10年未満だと完全に損だということになります
損はしたくない!
では、住宅ローンの変動金利と固定金利ですが
総支払額を比較すれば変動金利がお得です
ですが、金利が上昇してしまうと
変動金利が損となるケースが出てきます
「損をしたくないから聞いているの!」
と、申される方がいらっしゃいますが
「損得は完済したときに分かることです」
としか言いようがありません
こんなことを言うと怒られそうですが
「30年も35年も先の時代がどんな時代なのか?誰が分かるんですか?」
って話です
21世紀には戦争なんて無いだろうと思われていましたが
ウクライナでは戦争状態です
そんな時代なのに30年も35年も先のことなど誰にも分かりゃしません
生活環境が変わるでしょうし
仕事だってどうなっているのかなど分かりません
ですから、現時点で考えられることまでしか言えないのです
変化があるから人生は楽しい!?
現時点でこの先何も変化がないという前提条件で
「年金は支払ったほうが有利」だし
「変動金利が有利」だと言うことです
それでも「年金制度は破綻する」とか
「金利はもう上昇する」と思う方は
そういう選択をすれば良いんだと思います
もちろん、年金未払いで捕まっても自己責任でありますが
生きていれば必ずや変化が生じるでしょう
その変化が自分にとって有利な変化だけならば良いのですが
不利な変化も多々ありますから
その辺りのリスクを考えながら
自分の考え方一つとなります
現時点で考えられることを考える
そして、この先考えられるリスクを考える
天秤にかけて乗り越えられるリスクしかなければ
リスクを取るべきでしょうし
怖いとなればリスク回避に向かうべきなんでしょう
リスクの捉え方も人それぞれですから
あなたの思惑一つだということになってきます
人生には変化があるでしょうが
大切なのは一緒に乗り越えてくれる家族や人だと思います
一人では乗り越えられないモノであっても
一緒に乗り越えてくれる人がいれば頑張れるのも人だと思います
たった一度切りの人生です
楽しみましょ!
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